日本人が、海外製品(日本国外製品、ユニバーサル)の Japanese 対応モノを購入するときに確認すべきこととして、
1) システムメニューが日本語表記されるか?
2) 日本語ファイル名を正常表示できるか?
3) 日本語テキストファイルを正常に認識し表示できるか?
4) 日本語、かな漢字文字入力できるか?
というのがあります。
たとえば、
SonyReader日本版 は、1)○ 2)○ 3)○ 4)○
SonyReader海外版 は、1)× 2)× 3)○(?) 4)×
kindle3は 1)× 2)○ 3)○ 4)×
Windows7 pro 英語版は、 1)× 2)○ 3)○ 4)○
Windows7 ultimate 英語版は、 1)○ 2)○ 3)○ 4)○
全世界の ipodtouch,ipad,mac OS は 1)○ 2)○ 3)○ 4)○
という感じ。
iriver story HD EB07は、前製品の EB02,EB03,EB05 も含めて 1)○ 2)○ 3)○ 4)× のユニバーサル仕様です。
1)の×は、簡単な英単語すらも認めない、完全日本語でなければダメ って人は少ないでしょうから、あまり問題ではないです。 ○であっても、適当すぎて妙な日本語表記されるなら英語で使いたいのです (ココ重要!、後述)
2)が×の製品は、かなり使いにくいです。 だから、kindle2のときも、sonyreaderも購入を見送りました。
3)の○ は、一般的な日本語テキストエンコードである、SJIS(shift-jis)を認識し、その製品に内臓されている日本語フォントで正常できるか ということです。
また、前置きが長くなりました。
iriver story HD は、17ケ国語対応です。
言語設定画面で「日本語」を選ぶと、システムメニューが日本語表示されるようになります。 と、同時にSJISテキストを扱えるようになります。 「English」設定にし、『システムメニューは英語表示でSJISテキストを扱う』 は、できません!! その場合、SJIS表示は文字化けします。 これは前機種から引きずっているiriver製品の気になっている点。
変な日本語なんだよ! 変な日本語フォントなんだよ!
青空文庫の ごんぎつね gongitsune.txt を表示したところ。
◎ 文字の大きさ変更できます
◎ ゴシック体の日本語フォントが内臓されてます
○ プロポーショナルフォントなので狭い画面でも表示できる文字数が多いです
(例: ↑の画面の 『びっくり』の び , く の文字幅の違い)
△ 「ひらがな」と「漢字」でフォントが異なっている、 文字の太さが極端に異なり読みにくい、汚い
△ 茂平の「平」など、変な書体になる
× 『。』が行頭にあるとか、、日本語禁則処理は全くダメ
△ 日本語入力機能はないので、文章内文字検索できない。 (欧文は可)
× フォント変更できない (前機種はテキスト表示用に自由なTrueType TTF フォントを利用できた)
と、、、日本人的にはこれらが気になります。
しかし、全く日本語対応されていないよりは随分マシですし、私のように海外に住んでいる日本人ユーザーや、中国語・韓国語のテキストを読みたい日本人を含むすべてのユーザーには、中国・韓国語対応が全くない日本独自仕様製品よりも大変実用的な製品と思われます。
日本語テキスト読書をするには、青空キンドルやChainLPを使って美しい日本語フォントを埋め込んだPDFを作成するのがいいですね。