2013年5月31日金曜日

kobo aura HD 買った 其の六 1440x1080HD解像度、自炊表示

Kobo Aura HD の 最大の売りは、1440x1080ピクセルの電子ペーパーです。
それを活かせるのは、テキスト小説読みではなく、スキャン自炊利用だと思います。
1440x1080ピクセル、16階調グレースケール表示に最適化(ハッキリ・クッキリで読みやすい加工)したPNG画像(またはJPG)をzipで固めて、CBZにリネームして本体へ転送。 自炊ビューアとしては、KoboはKindleより簡単・手軽です。


1440x1080ピクセル、16階調表示のテスト。 (ピンボケすみません)
 ↑16階調になってますね、↓がテスト表示に用いた画像。



↑1440x1080ピクセルの中の、 1024x768ピクセルエリア
前回書きましたが、フレームと、画面のピクセル境界には余白(常時白の領域)がほとんどありません。


↑画面いっぱいに表示されます。

↑1024x768ピクセルエリアのみ表示したもの
なお、1440x1080解像度以下の画像は自動拡大されるので、↑のようにはなりません。

↑小説自炊は、余白なしトリミングしてしまうと・・このように読みにくいです。

↑適当に余白を入れると、フレーム段差が影の映り込み避けられ、読みやすくなります。
文字は小さくなりますが、それでも6.8インチ画面ですから6インチXGAの電子ペーパー機よりは大きい文字となります。

テキスト変換のepub3や、ストアで販売されているテキストリフローのコンテンツを楽しむ分には、Kobo aura HDの超解像度の恩恵はわかりにくいです。 テキスト読みならSVGA端末でも読めますし。
また、自炊小説利用にしても、行数が少ない・文字が大きい・文庫本 からの自炊なら、 XGA端末で充分キレイな表示できます。

XGA端末での表示に解像度的に満足できなくて(コミックの枠外の小さな注記説明やフリガナがハッキリ・クッキリしてないとか)、300dpiスキャンや、自炊スキャンデータの長辺を1400以上、1600ピクセルなどで保存されている方には Kobo aura HD オススメできますが。

日本の楽天から Kobo aura HD が発売されたとき、販売コンテンツが縦1440の表示に適したものになればいいですね。 じゃないと、自炊利用ではない、本来のストア販売コンテンツの表示装置として使うには、Gloで充分・Aura必要ない ってなってしまいますし。
というか、あれ? 日本に比べて、自炊文化がない欧米では Kobo aura HDの満足度ってどうなんでしょう? ストアに縦1440ピクセルのコンテンツあるのかな?

液晶タブレット・液晶PCの場合は、フルHDや、それ以上のものでも動画再生・写真表示・ネットブラウジング・・と誰でもが簡単に超高解像度の恩恵を理解できるけど、 電子ペーパーの超高解像度は・・・コンテンツが揃わない限り、万人・一般向けでは無い気がしますね。

もし、フルHDの電子ペーパー端末が発売されたとしても・・・もう、私は買わないかも。 1920x1080のドットバイドットのPNGを300ページ、zipで固めて、cbzに・・・って容量食い過ぎだし。 コミック・雑誌系は液晶タブレットで読む派です。。

ということで、以下、自炊小説色々表示例











2013年5月30日木曜日

Kobo aura HD 買った 其の伍 フロントライト




Kobo aura HD の公式ページにて、『革命的なコンフォートライト』 と記載されているフロントライトのレビューです。
↑↑の走れメロス画像見てください。 真っ暗闇でライトの明るさ100%設定にて撮影しました。
実際には、かなり眩しいです。 私の古いデジカメが勝手にシャッター速度を調整してしまうので・・参考として見てください。
Kindle Paperwhite を、誇大広告のライトのムラが納得出来ず返品した私としては大満足のフロントライトです。
全くムラが無いとは言えませんけど、ほぼ無しと言えるレベルじゃないでしょうか。 発色は、かなり白に近いです。個人的な主観ですけど、暖色か寒色かというと寒色系に見えるし、全く青っぽく無いかというと、少しは青っぽい・・という感じです。 が、もう一度書きます、Kindle Paperwhite のお粗末なフロントライトに比べたら、めちゃめちゃイイです。

↓以下、5%・10%・25%・50%・75%・100%  ですが、私のデジカメがシャッター速度・絞り・ホワイトバランスなど勝手に調整してる気がするので(100%より75%のが明るく見えるとか)、あくまでも参考で見てください。 5%でも私は読めます。
(スライドバーで望みのパーセントに合わせるのは困難でした!)


↓明るさ100%で下部の拡大。 Kindle Paperwhiteのようなムラはありません。スゴイ!



↓電球光の、やや暗い室内で、フロントライトoffで読んでる状態
天井灯、背後・左右からの光で、画面の一部に、指や体の影が出来てしまう・・って電子ペーパー端末(紙本も)での読書ではよくありがち。

↓そういうときにもフロントライトを ON にすると、液晶タブレットと同様に影が消えます。
(写真は↑と同じ環境で、室内照明もそのままで撮影したのにデジカメがフロントライトに合わせてしまったので周囲が暗くなってしまいました。 読書中に目障りな、指などの影が消える ってことを書きたかったのです。フレームと画面の段差の影も消えます)

ということで、Kobo aura HD の フロントライト(コンフォートライト)は、とてもよく出来ていると思いました。 ただ、私個人としては、暖色系の電球光が好きで、目が疲れにくい気もするので電気スタンドや、同じ白色でも色の好みでBelkinの読書灯で読んでますが。


1440x1080ピクセル、本当に完全表示できるのか?

これも、ちょっと気になったので検証。
↓Photoshopのタイル塗りつぶしで10ピクセル毎の格子を書いた1440x1080のPNGを表示させてみました。


↓結果。 左下角部分の接写。コーナーからの直線が、長辺・短辺方向ともに、ちゃんと表示されてます。


 ↑の接写で見ると、短辺方向(写真上で中央上から左下方向への線)と、フレームの間は隙間が殆どないのに、逆の、長辺方向とフレームとの間が隙間があるように見えますよね。 でも、、ですね、

ドットピッチ計算機 Ver1.30 利用させて頂きました。
写真はマクロ撮影です。 ドットピッチ0.096mm ですよ。↑の写真で見える線の太さは、スペックにおいては、0.096mm であり、0.1mm以下です。オッサンの肉眼で見るのもキビシイ。フレームと、画面の縁のE-INKピクセルの境界は、ほぼギリギリです。
コミックなどで周辺が黒ベタのページを表示すると、ムダな白い隙間がほとんど見えない表示となるでしょう。
そういう意味では、フレームと電子ペーパー画面の取り付け位置合わせも、よく出来てるなぁ・・と思いました。

2013年5月28日火曜日

Kobo aura HD 買った 其の四 epub読書 フォント追加


(※追記  追加できるフォントは TrueType "TTF" のみではなく、 OpenType "OTF"も可能でした。言語設定を日本語ではなく英語で利用しているとフォント認識されない・無応答で要リセットがありましたので、日本語キーボードが不要でも英語UIではなく、日本語設定にしたほうが安定するようです。 フォント切り替えや、フォントサイズ変更時はモッサリしていて待たされます。 長文のepub3ファイルだと待たされ時間が長くなるようです。また、epubファイルを開いた最初の描画時に画面が数回、強制白黒反転します。 今後の、日本語利用時の快適性向上のVerUPに期待です)

Kobo aura HD, Glo, Touch, mini は epub3ファイルの直接表示ができます。

aozoraepub3などを使って、青空文庫や小説サイトの日本語テキストをepub3に変換することで、縦書読書が可能です。 epub3読書では辞書引きやマーキングを行えます。

内蔵日本語フォントは Ryumin と Gothic。 これらが気に入らなければ、fontsフォルダに .ttf の TrueTypeフォントを転送することで、読書中に簡単に好みの書体・文字サイズに切り替え出来ます。  なお、行間・マージンは日本語epubでは調整できませんので、必要ならばepub作成アプリ側で事前調整が必要です。

オススメはやはり、無料公開してくださってることもあり、青キン明朝ですね。そして、DFパブリフォント。
明朝体以外では、丸ゴシック系でしょうか。

文字間・文字ピッチの調整もできないので、1文字の大きさが大きく(字母)、「一 二 三」などの横線が細過ぎず、クッキリ・ハッキリ・視認性のよい書体を選ぶと読みやすく疲れにくいです。

 「」 () 【】 [] 『』 。 、…、 !  ・ -

の大きさ、前文字との間隔、上下左右位置が違和感ないか、 文字が正しく表示されているか (例:古い青空文庫作品はJIS1水準のみのフォントセットでは正しく表示できない)なども好みのフォント選びのポイントですね。

ということで、昔買った、DynaFont CD-ROM より、書体サンプル。 参考にどぞ。