2011年7月21日木曜日

ebay.com でも販売中

Google検索すると、iriver story HD用として、kindle3用のケースを販売しているところがありますね。
転用する場合、ほぼ同じ大きさですが、story HDの幅が4.5mm大きいことを気をつけましょう。

iriver story HD     190.4mm x 127.5mm x 9.3mm  207g
amazon kindle wifi  190.0mm x 123.0mm x 8.5mm  241g

ebay.com には、 story hd 専用ケースはまだ無いですね。
本体はこれだけ出品されてました。
日本までの送料込みで最安値は16391円です。


2011年7月20日水曜日

ケースの裏穴

早速 engadget で USA版のStoryHDレビューが掲載されました
http://www.engadget.com/2011/07/19/iriver-story-hd-review/

評価は10点満点中の4点!

HDになったディスプレイや、速いCPUはいいものの、機能・ソフトウェアが残念  な感想は私も同感。
WiFiやGoogleBooksのことはともかく、連続ページ送りができないとか、辞書読みにくいとか、拡大設定を保持してくれないとか、、、 「kindle3に比べて ダメじゃん!」 って、思うよ、普通のユーザーは。
kindle3が大量に出回ってる米国発売するなら、ファームウェア、ソフトウェアとも、もっと配慮できなかったのでしょうかねぇ。
最初から4点の結果となったのはユーザーとしては残念すぎですが、今後のファームウェア改善努力で購入者、愛用者が増えることを願いたいものです。

追記:
私はWifiを気にしてなかったのですが、考えたら kindle wifi 広告モデルが$114 で、600x800とは言えネットブラウザ内臓なんですよね。 
kindle3から1年経って発売された、「story HD wifi の 768x1024のブラウザはどうなん?」 って期待するよね、、一般的には。。



さて、本題。
非常に不便な本体背面の電源スイッチ。 電源ON時、スリープ(スクリーンセ-バー)からの復帰時と、結構頻繁に操作せねばならないのに、なぜか本体の背面にある不便なスライド電源スイッチ。
サードパーティからケースが発売されたら、電源スイッチ用の穴が必要じゃねーか、   的なことは以前書きました。

engadgetの写真レビューによると、バッチリと長方形の穴が開いていて下の机の模様が見えますね・・・。
スウェード素材かな?、本体の茶色に合わせたアース(earth)カラー的な外側緑と内側ベージュ、淵の縫い糸・綴じゴム・固定用のゴムの統一したオレンジな色も、形もカジュアルでスゲエお洒落なケースなのに、、なんでこんなとこに電源穴? と、ケース設計の中の人も絶対感じただろうなぁ。

このケースは、まだ イギリスアマゾンでは発売されてません。
http://www.amazon.co.uk/Tasche-horizontal-grau-iriver-Story/dp/B005318P6W

ドイツアマゾンで24.99ユーロの価格設定。
http://www.amazon.de/Ledertasche-vertikal-schwarz-iriver-Story/dp/B005318QFM




↑のケースは左綴のデザインで、基本、左手で持って右手操作ですね。
英文、横書き文章を読む人には違和感ない一般的なスタイル。

私は、左右どちらの手でも持て親指操作できる、縦開き(フリップ型)のケース登場を待っております。

2011年7月18日月曜日

holding (持ち方)

iriver story hd は 左手・右手、どちらの手でも片手持ちで読書できます。
これも私が iriver story hd を購入した理由です。

『右手で持ちながら、右手の親指で操作』
が、最も操作しやすいです。 一般的な横書き文章を読む人には全く違和感ないでしょう。





『左手で持ちながら、左手の親指で操作』
も一応できます。左右対称レイアウトなので。





[次のページ] は、"銀色バーの右側を押す" "銀色バーを下に傾ける" "方向キーの →を押す" "方向キーの↓を押す"  の好きなものを利用できます。

[前のページ] は、"銀色バーの左側を押す" "銀色バーを上に傾ける" "方向キーの ←を押す" "方向キーの↑を押す"  の好きなものを利用できます。


縦書き文章を読む日本人にとっては、kindle3や、iriver EB02・EB03のように左右両側に次ページ・前ページボタンがあるほうが直感操作できるのですが、左右どちらでも片手持ち操作できる便利性とのトレードオフでしょうか。

キーの機能反転させられたり、 EB03のように、”R”キーに前ページ、 "U"キーに次ページなど、利用者の指の長さに合わせた任意のアルファベットキーにページ送りを割り当てる機能を復活して欲しいところです。

私は、ipod touch、SHARP zaurus、sony clie2機種、、いずれも、左手片手持ち左手親指操作での読書に馴染みすぎてしまったので、左右対称デザインのstory hdは、 まぁ、いい機種だと思います。



VerUPきた! firmware 1.10



http://www.iriver.com/support/download_view.asp?dNum=1045

Manual upgrade : hex file & language patch file

※ How to install language patch
1. Connect Story HD with your PC via USB cable
2. Check whether your PC recognize Cover story or not.
3. Choose the language patch file if you need to install
4. Push patch file in Cover story folder
5. Cut the connection between PC and Story HD by removing USB cable form PC.
6. Language patch update will be proceeded on losing the connection between of them.


Ver1.00の不具合が色々改善されてるといいなぁ
Ver1.10適用すると、旧Ver1.00のfirmwareには絶対戻せないってことだ
改悪ないこと祈る

USA版は最初からVer1.10なのかな? Wifi版とWifi無し版のfirmware分けがないのは、オイラには嬉しい!

Wifiは 別のファームウェアで公開されました
Story HD (wifi) v 1.17 -> only for Google books in U.S.A
http://www.iriver.com/support/download_view.asp?dNum=1047


ーーー追記ーーー

手順
PCとStoryHDをUSBケーブル接続し、認識された 『Story HD(x:)  xはドライブ名』ドライブ(ルート)に、storyeb07.hex を転送(普通にコピー)し、USBケーブルを抜く。 すると、見慣れたDB更新のあと、自動でfirmwareアップデートが始まり、自動再起動したら完了でした。 所要時間3分位かな。

私の場合は、updade前後でどちらも「EU」 Verの表記があったので、Language Patchは使わなくてもいいみたい。

で、Ver1.10・・・何が改善されたのかサッパリわからず

・連続ページ送り → PDF、ZIPとも変わらず、できない
・見づらい細い辞書フォント → 変わらず
・Option→Setting項目に何か増えたか? → 変わらず

って、なんだかなぁ・・。


新、firmwareが公開されただけよしとしますか。

・遅かったUSB転送が早くなった!!

ちなみに、 旧機種の EB02 はfirmware sourceがオープン公開されてます
http://www.iriver.com/opensource.html

有志による、StoryHD用のfirmwareが、いつか登場するかも・・・しれませんね。



2011年7月16日土曜日

気にしだすと不満なこと

もうすぐUSAモデル発売ですね。
米国の販売店Targetってのは、雑貨、菓子、衣類もある巨大なホームセンターみたいなとこだよね。
かなり出回るのかなぁ。 米国ebayにも沢山出品されるかな?
そして、あちこちでUSA-Wifiモデルのレビューが沢山書かれるかな?
ちなみに、このブログ、昨日24時間のページビューはたった14回ww 少ないっ!!
Google検索でも見つけにくいからしょうがないな-。
日本で売ってないモノを日本人向けに書いてるコトがそもそも問題??

輸入代行相談とかは責任持てないんでダメですけど、
質問とか試して欲しいことあれば、日本語でお気軽にどぞ。
非表示のコメ欄か、




さて、この記事の本題

・低価格
・6インチ HD解像度 (768x1024)
・見やすく疲れにくい電子ペーパー
・PDFもZIP画像もステータスバーなしのフルスクリーン表示
・zip画像利用でも、結構バッテリー長持ち
・32GB-SDHCカード利用化
・左右、どちら手でも読書操作可能

これらだけで満足なんですけど、あえて、自炊読書ユーザーによる不満を書いてみます。


気にしだすと不満なこと

・USB転送がEB03より遅い
→前機種より、なんか遅い。1GB一気に転送したら時間かかるかも。
PC→SDに高速転送してSD運用を考えるかなぁ、、
そしたらバッテリ消耗早くなるかなぁ。

・連続ページ送りができない
→EB03はページ送りキーを長押しでインジケーター表示されて早送りできた。
EB07はOptionキーによりページ番号指定での移動のみ。

・銀色バー上下が使いにくい
→銀色左右 および、他の全てキーは指置いて押下できるのに、
銀色上下のみ傾けねばならないのが、慣れるまで違和感。

・電源スイッチが本体背面で使いにくい
→なんで裏にしたんだろう・・・。
前面や本体下部、底部じゃダメだったんだろうか。
スリープモード(スクリーンセーバー状態)からの復帰時、
完全パワーオフからの立ち上げ時に電源スイッチ使います。
結構使います。
今時、「電源スイッチは裏側」なんてないよなぁ。
サードパーティからケース発売されたら、そのための指入れ穴が必要じゃんか。。

・英英辞書使いにくい
→スペルをフルに打ち込まねばならない。 読書中のtxt,pdf,epubから単語拾えない。
うろ覚え単語を前方一致で候補表示とか、そういう親切機能はない。
かなり単機能な電子英英辞書。
しかも、フォントが小さく細くて可変できず読みにくい。
→調べた単語の履歴サムネイル画像が勝手に本体内に蓄積されるお節介あり

・ショートカットキー設定がなくなった
→以前の機種は、左右ページ捲り動作、フォント拡大動作を任意の英字キーに割り当てできた

・ユーザーフォント利用できなくなった
→以前の機種はFontsフォルダに任意の日本語TrueTypeを入れてテキスト表示で利用できた

・PDF拡大設定維持できない
→以前の機種は閉じても、設定維持された

・解像度足らず(縦横比足らずも?)のZIP画像は強制拡大される
→以前の機種はScreenFit機能オンオフ切り替えできた

・ZIP内のファイル現在表示中のファイル名が表示できない
→ ***.zip とは表示されるが、その中の +++.pngを表示中 という情報がない

・内臓日本語フォントが変
→UI用、テキスト表示時用の日本語フォントがダメ

・ファイル移動できない
→これは前機種同様
本体⇔SD間でファイル移動できない、 リネームもダメ、 ただし削除はできる

・充電中のLEDが全くなくなった
→EB03は、ちょっとカッコイイのがついてた分残念

・スクリーンショット撮影できない
→kindle3にはある、 story hdになくてガッカリ

・デザインも軽量なのもイイのだが、頑丈ではない
→硬い床に落としたら、キズでは済まずプラスチックが割れそうな気がする
軽くヒネっただけで、メキメキ音聞こえる

・AdobeDRMが不明
→前機種EB03は対応してたが、StoryHD NoWifiには設定すらない。
しかし、公式ではAdobeADEPT(EOUB/PDF)やら、AdobeReaderMobile内臓なる記載あり

・回転機能不足バグあり
→PDF回転が正常でないものがある、 zip画像は回転できない

・公式サポートが不透明
→FAQ、ファームウェアUP情報とかね。。 ないです。
質問メールも送ったけど、全く無視されてる感じ。。
壊れても修理してもらえなそうな予感。

HD resolution (HD解像度)

Story HDで、どこまで細かい文字が読めますか?
という質問を頂きました。



回答としては、
「コミックでも小説でも、PCで横768x縦1024ピクセルの白黒16色画像を作ってください。 一般的なサイズのPC画面上で文字判読できるならStoryHDでも読めます」
です。



当然ですが、地(ページ内の最も明るいところ)が真っ白、 文字(ページ内の最も暗いところ)が真っ黒なほどクッキリ見えますので、電子ペーパー用に画像補正したほうがいいです。


例1) 古い週刊朝日の記事
これ以上小さな文字を読むか、これをもっと美しく表示させたい人は、kindleDXやAndroidタブレットなど縦1200ピクセル以上の機種を買ったほうがいいです。   (記事はガッツ石松さんの母子愛のいいものです。 よかったら読んでみて)





例2) 同じく、古い週刊朝日の記事
4段組でページ番号表記をカットしたもの。
これを連続して何十ページも読んだら辛いですけど、読めなくはないです。





例3) 部長 島耕作のバイリンガル版 (正式に販売されてるコミックです!)
 こういう縦解像度を要するモノはかなりキツイですが、
画数多い漢字でなければ読める・・かな。






例4)  先日読んだ「五番目のサリー」 の解説ページ
ハードカバー本、1ページに21行です。  読めます。




例5)  光文社文庫 日本ベストミステリー選集11 悪意のプリズム
古い文庫本です。 1ページに20行、 読めます。



例6) カッパノベルズ 新宿鮫
縦解像度が必要な2段組、 SVGA(600x800)の機種より確実に読めます。




例7) 同上
↑の例6 を左右の余白なしの(600x1024など)解像度でStoryHDに転送すると、こんな表示になります の説明用に作ったもの。
以前の機種は "ScreenFit機能"を選択した際に、解像度に合わせての縦横比無視拡大が行われましたが、StoryHDはコレが強制的に表示される仕様です。  コレがイヤな場合は 例6のように、左右に余白を足して 768x1024の画像にするとよいでしょう。

2011年7月14日木曜日

日本語初期設定

欧州から輸入のstory hd が届いた報告ありました

optionキー → Setting で

UsageInformation → Scroll
を Onにすると、銀色バー 上下、および、上下方向キーでもページ捲り可能になります
マウスのスクロールホイール操作と同じ方向でページ送りできます

System → Language → Japanese
Sjis を扱うなら、やってください。 iriver的日本語フォントにはなりますが、文字化けは解消されます。

System → Operating → Folder List
デフォルトはDB管理になっているのでファイルを選びにくいです
FolderList にすることで、フォルダ階層でファイル選択できます

あとは、TimeSet の時間設定と、 AutoPowerOffで省エネモードに切り替わる時間を好みに設定


以上、 最初にやることお忘れなく!!

2011年7月13日水曜日

epub japanese

日本語epub表示テストです。

青空文庫 - ePub形式で青空文庫を配信
・トルストイ レオ 作 「イワンの馬鹿 SKAZKA O IVANE-DURAKE」
・永井荷風 作 「或夜」
http://aozora.wook.jp/

みんなで作るePubファイル投稿・共有サイト(ベータ)
・新明解恋愛用語辞典 (Powered by ClipBucket)
http://epubs.jp/watch_video.php?v=22G8BROBDXYY

3作品を表示させてみました。

表紙画像は空白ページとなり、表示できませんでした。
epub表示用に日本語ゴシック体フォントが内臓されていることがわかります。
テキストファイル表示時あった変な書体ではない、別モノのようです。
文字サイズ可変可能
目次情報が埋め込まれていれば利用可能


で、所感ですが、

epub3.0、縦書き、ルビは当然、未対応として、
凝ったレイアウトのepubで文字サイズ変更設定した最初のときなど、レイアウト再計算のために2秒弱待たされます。反応が遅くなったようにも感じます。

epubは内部のhtml、css設定で製作者が自由にレイアウトを組めますが、上下左右マージン(余白)が極端に少ないのは、ちょっと読みにくいと感じました。

StoryHDにはPDF表示時のようなトリミング、拡大機能はありません。強制的にズームアウトで全体縮小する機能があれば見やすい余白を任意設定できると思う。

内臓漢字フォントがもう少し細ければ、できれば明朝体内蔵か、外部フォント対応とか、story hd側で強制に行間設定ができれば、、とか思いました。

epubはzip圧縮解凍で内部のhtmlやcssを自由にいじれるのですが、マージン、行間、フォント(書体)の好みを好みの表示デバイス用に組み合わせようとすると、めちゃめちゃ大変そうです。 日本人が待ち望むepub3.0も、複雑なレイアウトが組めるようになるのはいいけど、デコード処理が重くなるのかなぁ とも感じたり。 さらに、明朝体表示をさせようものなら、フォントファイル自体をepub内に埋め込まねばならず、、、、、
結局のところ、電子パーパーで美しいレイアウト、美しい書体、サクサク軽量なデコード処理での読書を考えると、「PDFでいいじゃん!!」 と思いました。
ChainLPでフォント埋め込みのPDFを作るの、すごい手軽ですよね。 目次も自動で作ってくれるし。

日本語epubは ipad+青空文庫 的な閲覧するのがよさそう。
ipadには明朝体内臓されてるし、i文庫は外部フォントも使えるアプリ、 きっと、マージンや行間設定も細かくできそう? 日本語辞書引きも当然できて、日本語で本文内検索もできて・・。 ipadのCPUパワーあれば、複雑なレイアウトもサクサク表示?











epub english

iriver story hd 欧州版は、計200本・72MBの欧文epubファイルがプレインストールされてました。
著作権切れのテキストをepub化したものですね。

文字サイズは8段階可変、Table of Contents (目次情報)が埋め込まれているものは、当該ページへ移動できます。
ワード検索(語句検索)はできません。










2011年7月12日火曜日

official product information

http://www.iriver.com/
http://www.iriver.com/product/view.asp?pCode=002&pNo=86

やっと、公式サイトでも情報公開されました!
Google eBooksを見出しに含んだ、突然発表のメディア各社デビュー記事はkindle,nook,sony readerのようにメジャーではない製品登場のプレゼンとしては大成功と思えます。 やるな、iriver!


iriver story hd official spec
しかし、公式にはGoogleともWifiとも記載がないんだな

Googleだった・・・・

初のGoogle eBooks電子書籍リーダー、iriverから登場


http://journal.mycom.co.jp/news/2011/07/12/012/
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1107/12/news018.html
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110712_459937.html

知名度のあるLGブランドで発売?
なんて書きましたが、、Googleブランドだったとは!!
ぶったまげた。。

5月って言ってた発売が遅れたのも、ひっそり発売も、
米国での17日発売への作り溜めだったのか!?

WiFiモデルで139.99ドルな価格もGoogleの支援あっての安さかな。
amazon kindleに、いい意味での影響を与えてくれそうですねー

Wifiモデルいいなぁ、、 でも、日本語書籍は買えないよね。


story hd ユーザーが増えるのはいいことだ!!
米国流通したら日本への個人輸入もしやすくなりそうです。


引用追記
>> iriver Story HDは、6インチ(768×1024ピクセル)の16階調グレースケールE-inkディスプレイと、QWERTYキーボードを備えている。本体サイズは 127.5×190.4×9.3mm(横×縦×厚さ)で、重さは207g。1800mAhのリチウムポリマーバッテリーを内蔵しており、1回の充電で約6 週間(待機時)または1万4000ページの表示が可能だという。ストレージは内部が2GB(システムストレージの1.4GBを含む)、外部がSDHCカー ド(最大32GB)で、最大1500冊の電子書籍を保存可能。
電子書籍フォーマットはPDF/EPUB/TXT/FB2/DJVUに対応するほか、Comics ViewerでZIP(JPG/BMP/PNG/GIF)も表示可能。また、DOC/DOCX/XLS/XLSX/PPT/PPTX/HWPというオフィ スドキュメントにも対応する。
なお、139.99ドルという価格設定は、KindleやNookと同じ。前機種の「iriver Story」と同価格据え置きでの発売となる。

 おぉぉ、やっと明らかになったバッテリーと低消費電力能力 6週間&14000ページ
バッテリの持ちがエラくいいなぁ とは感じてたけど、あらためて納得!

Wifi機能は 『Google Books on WiFi』への接続のみのよう。
前機種EB05のgmailアクセスなし、 kindleのような WebBrowserも搭載されないみたい。

http://local.iriver.com/usa/product/productOverview.asp?lpCode=M0015





2011年7月8日金曜日

なぜ、公式サイトで発表されないのか?

※ この記事の内容は私個人の妄想であり、事実ではありません。 あしからず。

ほぼ毎日 iriver.com 確認してますが、 iriver story HD に関する情報更新がありません。。。
沈黙のまま。 iriverの韓国でも発売されてないようだし。



イギリスでの iriver story hd 販売例
http://www.hive.co.uk/book/iriver-story-hd-eb07/10867547/
£139.00 → 15%off sale £118.15 Free Delivery

In stock
Usually despatched within 24 hours
Free delivery to a local independent bookshop
Publisher:NTP EUROPE  Publication Date:30 May 2011

通常売価 £139.00 が、セールで15% offの £118.15
イギリスのhive書店への配送は無料 (近所の店舗で受け取ってね)
在庫あり 通常24時間以内に発送処理します
代理店(卸?)は NTP EUROPE社です。

というような内容ですね。



まず、登場していきなりのセール価格って妙です。 怪しいとも言えます。

末端価格で £118.15 は、イギリスkindle wifiの£111 を意識しているのかもしれませんが(あまりに価格差あったら売れないだろうし)、そもそも kindleの価格は原則、amazonによる直販故の低価格なのです。 製造、在庫管理、受注販売など、全部大企業amazonです。客への個別配送もamazonと大口契約している配送業者ですから最低コストです。


しかし、今回のstoryは、↑を見てわかるだけでも、 iriver社製造→中国製なのでヨーロッパへの国際輸出は高価→NTP EUROPE社の卸代理店→HIVEというイギリスの書店が販売店→さらに支店への個別配送コスト込み と、、、中間マージン・移動・運送コスト たっぷり込みでの  £118.15 です。
《イギリスの消費税20%(vat)込みなのはkindleの£111も一緒》

(ちなみに SonyReaderがkindle並みの低価格にはならないことや、流通経路が限られているnookが低価格なのも、そういう理由あり)

世界初の6インチ XGA 電子ペーパーは、kindle3とは明らかに差別化できているし、無理にkindleに値段を近づけなくとも、ライバル登場まで宣伝しながら利益確保でのんびり売るのが普通です・・。



私思うに、iriver story hdは新製品だけど「在庫限りの売り尽くしセール」しかも「できるだけ早く在庫処分したい」の気がします。

その理由もいくつか考えました。

可能性が高いと思うのが

『iriverではなく、LGブランドで販売する予定がある』 です。

iriver story hdは LG社との共同開発で、LG社の電子ペーパーディスプレイです。
LG社製品というと、携帯端末やテレビ、家電など世界中で色々販売されてます。 しかし、iriver社を扱っている販売店は世界的に少ないです。 LGブランドで売り出すことで、大量出荷拡販できますし、客としてもLG製品を扱う店で買うことができれば入手しやすいです。 また、修理・サポートの面からも、各国のLGサービスを利用できるメリットもあります。 各国のamazonでも LGの製品は沢山売られてますね。
類似製品が異なる名称で市場に混在しないよう、「iriver story HD」として作ってしまったものを、早く処分したい。 「iriver story HD」という名称も市場から消したいのかも・・・。
e-inkディスプレイ製品もpearl世代以降のものがカラーを含め開発・製品化が遅れてるようですし、LGブランドで突然世界発売したら、差別化が難しいAndroid端末や、液晶TV家電よりも、注目を集められそうです。

日本での iriver story HDは、wifiか3g内臓して、『LG & docomo』 または 『LG & softbank』 ブランドで登場するのかも!? BiblioLeaf, SonyReaderの対抗機には充分ですよね、自炊派には高解像度!!


買う前に考えたこと

電子書籍端末購入前に、
自分の読書に必要な機能、なくても困らない機能を考えた
(だいぶ前に書いた記事です・・あしからず)

=== 機種選びに重要なこと ===

高解像度
→既にSVGA 16諧調の製品 EB03を持ってるので、もうSVGAはいらない, 予備も不要
理由として自炊小説(特に2段組)やコミック読むのに、SVGAの解像度不足は良く分かったから

見やすい電子ペーパー
→目が疲れる液晶での小説読みは避けたい
EB03がkindle2の世代の電子ペーパーなので、新しく買うならkindle3(pearl)同等以上がいい
コミック読むには高速レスポンスや、簡単に見開き表示切り替え、拡大縮小などできる液晶タブレットのほうが便利だと思う派

日本円換算で18000円以下
→それ以上の価格なら、目が疲れても1200px以上の液晶Androidタブレットが出揃うのを年末まで待つ
iPad3、SonyのAndroidS1?S2?、GalaxyTabの新型もまだだし、、価格も高くなさそう

→バッテリー交換できない、修理依頼面倒な高額製品は買う気しない
壊れないように使ってもリチウムイオン電池は1年~2年で劣化する消耗品、世界中のAppleStoreとipodTouchのような修理サポート依頼のしやすさがなければ、読書機能だけの使い捨て端末に2万円は払いたくない・・


日本語ファイル名表示と日本語フォント内臓


PDF表示
→PDF表示が全くできない電子ペーパー読書端末は、今時の新製品として、まずありえないのだが、kindle3はdot by dotでない画像は表示が汚いらしい。レビュー見るとPDFの使い勝手に難ありそう。
拡大もキレイな表示の端末がいい。 持っているEB03は問題なかった。

zip対応
→zipで固めた PNG,JPGの直接表示。kindle3やSonyReaderはできない。先日発売されたNook2ndもダメぽい。
EB03でのzip-png表示は先読みもあってレスポンスが良く、画像拡大処理もキレイだった

重量・大きさ
→軽くて、薄くて、小さいのがいい
EB03はkindle2サイズで284g。 小説読み端末としてipadより全然マシだけど、重いといえば重かった。

長持ち大容量バッテリ
→バッテリー交換できない機種なら大容量バッテリがいい
高機能だけど1000mAの機種と、ちょっと機能劣るけど1800mAの機種なら重さ我慢しても後者を買う
2年後、バッテリー劣化で性能半減しても900mA程度の性能は維持できるのかもしれないという考え

しかしバッテリーの持続性は、新しい世代の低消費電力のCPU、より低消費電力の表示パネルは今後でてくるだろう。バッテリ持続時間が長くても、CPU非力過ぎで画像表示に時間かかって待たされるのはダメ

(SonyのLibrie EBR1000Pって単四4本だったんだ!)

片手持ち操作
→ipodtouchとか、携帯電話とか、、、片手だけで持って操作に慣れてしまった
EB03はショートカットキー設定で左手片手持ち操作も、右手片手持ち操作も問題なくできた
kindle3は片手で持って、その手の親指だけで操作(ページ捲り)し続けるのは指が疲れそう
両方の片手持ちをしたいので、ページ捲りキーが本体の左か、右のどちらかにしかないのは自分にはダメ

フルスクリーン表示
→EB03はzip画像表示ではステータスバーなしに600x800フルに使えるので
kindle3やPRS-350は自炊小説PDF作るのに少し解像度減らさねばならないらしい

SDカード対応
→EB03が SDHC 32GB まで使えているので、次に買う機種も外部ストレージあったほうがいいかも。

積極的なファームウェア改定
→期待しても難しそう・・・。
半年~1年で次機種が出るだろうし、次機種出たら前機種のサポートも消極的になるだろう。
そのメーカーの過去製品と過去対応、新製品リリース時レビュー見て不満の少なそうなものを選ぶのが賢明か。

格好悪くないデザイン
→真っ黒ボディより白のがカッコイイかと思うけど、太陽電池付きのあの機種デザイン私的にはちょっと・・・。
ちなみに iriverの旧機種、EB02、EB03の筐体は DesignAward2010受賞してる実績あり。
http://iriverstory.blogspot.com/p/story-review.html
所有するなら、そういう経歴のあるメーカーの製品を購入したい。


=== 機種選びに重要ではないこと ===

タッチパネル
→CoverStory EB05 (感圧式)、PRS-350 (光学式)、iPodTouch 4G(静電式) を体験済み
EB05はタッチパネルが反射して自分の顔が映りこむとか視認性が悪いと感じた
PRS350は使い慣れたipodtouchの感覚で使うと操作に対して表示完了が遅くて違和感、
縦書き文書ではフリック方向とページ捲りが逆になるのも自分には違和感でダメ
指紋や汚れを気にするから、できれば画面には触りたくない
反応が良くて使いやすいボタン操作があればいい

オンラインストアからのDRM書籍購入
→安くもないし、買った本が制限だらけで自分の所有物にならないDRM販売には興味なし
kindleStoreの洋書販売も自分には必要なし
紙本解体してスキャンの自炊物が読めればよい

日本語テキストファイル表示機能
→あまり使わない。 青空キンドル、ChainLPで作った日本語フォント埋め込みPDFが読めればいい。

英文読み上げ機能
→自分には不要

英英辞書機能
→ipod touch使うからいらない
辞書引き必要そうなテキストはi文庫で読む

Wifi 3G Web閲覧、電子メール機能
→ipod touch使ったほうが楽だと思う
メールのファイル添付でPDFをワイアレスで本体に送ったりは便利そうだけど、なくてもいい
読書中に分からない語句を、オンライン辞書や日本語Wikiで即検索できたら便利だけど・・

ボイスレコーダ・日記帳などのPDA機能
→EB03についてるけど使ったことない

MP3再生機能、内蔵スピーカー
→EB03でMP3再生、WMA再生できて、内臓スピーカー、ヘッドフォン端子もあるけど使わない
独立したMP3プレーヤーを併用するほうが便利だと思う
→音楽音声再生用の内臓スピーカーが存在すると、その機種用のケース、カバーが発売されたときに、必然的にスピーカーを意識したものになってしまいがち。 ipod touch 4gも持っているけど、フロント・リアカメラとも全く使わない私にはカメラ穴のないカッコイイケースを探すのは困難と同様理由。

カラー電子ペーパー
→目が疲れない、美しい、白黒表示もpearl以上に美しい の高評価のレビューを得られる製品が出るまでは手をだすべきではない


=== 結局のところ ===

コストパフォーマンスが高い(機能のわりに低価格)なものを買うとなると、kindle3の後継機登場を待ってから判断すべきとなる。

>E Inkとエプソン、世界最高解像度※300dpiの電子ペーパータブレットが実現できる
>「高精細電子ペーパーデバイス」を共同開発
>http://www.epson.jp/osirase/2011/110517_2.htm

コレを搭載したkindleはいつなのか。値段は安価なのか? 高機能で安価な液晶Android読書端末より魅力ある価格になるのか?
4月以降と言われていた、color e-ink端末はどうなっているのやら。

しかし、電子書籍販売と結びついた機種は、安価だけどzip-pngが表示できないなど、今後も自炊ユーザーに便利な機能は搭載しなそう。
現状でkindle、nook、Sonyreaderは zip表示も、ステータス無しの全画面表示もできないようだ。
情報が少なくてよく知らないけど、たぶん KDDI biblio leafも、SHARP の メディアタブレット GALAPAGOS(液晶)も、販売価格に対して自炊利用での満足度は低そうだ。
すると、zip-pngを使いたければ、それら以外の機種となり、、安価でSVGAを上回る解像度を持つ機種は StoryHDしかない・・・。

自炊のためにScanSnapと裁断機で7万円程度を個人で買って所有するような、いわゆる「自炊ユーザー」、スキャン代行などの「自炊市場」は、まだ日本特有のものだから、iriverに限らず、自炊日本人のための、そして、製品・ファームウェア開発に読書好きの日本人がガッツリ関わっている電子書籍リーダーが発売されることを、待ち続けているのである。

2011年7月7日木曜日

日本語テキスト表示

日本人が、海外製品(日本国外製品、ユニバーサル)の Japanese 対応モノを購入するときに確認すべきこととして、

1) システムメニューが日本語表記されるか?

2) 日本語ファイル名を正常表示できるか?

3) 日本語テキストファイルを正常に認識し表示できるか?

4) 日本語、かな漢字文字入力できるか?

というのがあります。

たとえば、
SonyReader日本版 は、1)○ 2)○ 3)○ 4)○
SonyReader海外版 は、1)× 2)× 3)○(?) 4)×
kindle3は 1)× 2)○ 3)○ 4)×
Windows7 pro 英語版は、 1)× 2)○ 3)○ 4)○
Windows7 ultimate 英語版は、 1)○ 2)○ 3)○ 4)○
全世界の ipodtouch,ipad,mac OS は  1)○ 2)○ 3)○ 4)○
という感じ。

iriver story HD EB07は、前製品の EB02,EB03,EB05 も含めて 1)○ 2)○ 3)○ 4)× のユニバーサル仕様です。

1)の×は、簡単な英単語すらも認めない、完全日本語でなければダメ って人は少ないでしょうから、あまり問題ではないです。 ○であっても、適当すぎて妙な日本語表記されるなら英語で使いたいのです (ココ重要!、後述)

2)が×の製品は、かなり使いにくいです。 だから、kindle2のときも、sonyreaderも購入を見送りました。

3)の○ は、一般的な日本語テキストエンコードである、SJIS(shift-jis)を認識し、その製品に内臓されている日本語フォントで正常できるか ということです。


また、前置きが長くなりました。


iriver story HD は、17ケ国語対応です。
言語設定画面で「日本語」を選ぶと、システムメニューが日本語表示されるようになります。 と、同時にSJISテキストを扱えるようになります。 「English」設定にし、『システムメニューは英語表示でSJISテキストを扱う』 は、できません!! その場合、SJIS表示は文字化けします。 これは前機種から引きずっているiriver製品の気になっている点。
変な日本語なんだよ! 変な日本語フォントなんだよ!



青空文庫の ごんぎつね gongitsune.txt を表示したところ。






◎ 文字の大きさ変更できます
◎ ゴシック体の日本語フォントが内臓されてます
○ プロポーショナルフォントなので狭い画面でも表示できる文字数が多いです
(例: ↑の画面の 『びっくり』の  び , く の文字幅の違い)
△ 「ひらがな」と「漢字」でフォントが異なっている、 文字の太さが極端に異なり読みにくい、汚い
△ 茂平の「平」など、変な書体になる
× 『。』が行頭にあるとか、、日本語禁則処理は全くダメ
△ 日本語入力機能はないので、文章内文字検索できない。 (欧文は可)
× フォント変更できない (前機種はテキスト表示用に自由なTrueType TTF フォントを利用できた)

と、、、日本人的にはこれらが気になります。

しかし、全く日本語対応されていないよりは随分マシですし、私のように海外に住んでいる日本人ユーザーや、中国語・韓国語のテキストを読みたい日本人を含むすべてのユーザーには、中国・韓国語対応が全くない日本独自仕様製品よりも大変実用的な製品と思われます。


日本語テキスト読書をするには、青空キンドルやChainLPを使って美しい日本語フォントを埋め込んだPDFを作成するのがいいですね。