2013年5月13日月曜日

NOOK HD 7inch 買った - 其の壱


新Nexus7の発表直前だというのに、結局、買ってしまいました。
安かったからね! Google Shopping で見つけた。
NOOK HD 7inch 16GB model 、未開封の完全新品・税・送料込み で ピッタリ£100 の 約15500円。  新Nexus7が発表されても、まさか、15500円では買えないだろうし・・・、 新Nexus7が魅力な低価格だったら、それはそれで買いたいときに買えばいいことだし。


NOOK は 米国・英国公式ともに、クリスマスシーズンの在庫処分中です。
処分価格で買うって、StoryHDを米国から輸入で買ったのを思い出します。
自分で使いこなせそうなイイ物を安く買えるのは嬉しいす。

(実は、iPad mini ratina が 3月か4月に登場するだろうと、1月にGalaxyNote10.1を売却して困ってた・・という理由もあり)


購入前に気にした同じような製品とのスペック比較 

Nexus 7
 7インチ, 1280x800px, 1.3GHz Tegra3 Quad-core
 198.5 x 120.0 x 10.4 mm , 340g, 4325mAh

Kindle Fire HD 7
 7インチ, 1280x800px, 1.2GHz OMAP 4460 Dual-Core, PowerVR SGX540 384Mhz
 193.0 x 137.0 x 10.3 mm , 395g, 4400mAh

NOOK HD 7
 7インチ, 1440x900px,  1.3GHz OMAP4470 Dual-Core, PowerVR SGX544 384Mhz + 2D Core
 194.4 x 127.1 x 11.0 mm , 315g, 4050mAh

(参考) iRiver story HD (電子ペーパー, 6インチ, 1024x768px)
 190.4 x 125.7 x 9.3 mm, 208g, 1800mAh

(参考) iPad mini (7.9インチ, 1024x768px)
 200.0 x 134.7 x  7.2 mm , 308g

イギリスでの NOOK HD 7/16GB の公式価格は £159, Kindle Fire HD 7/16GB も £159, Nexus 7/16GB も £159,  Kobo Arc 16GB は £159.99 。 iPad mini/16GB だけはスゴク高価な £269 です。

NOOK HD には、カメラ・GPS・NFC・HDMI端子 など、他機種にアルものがナイ・・のですが、読書・動画再生・音楽再生・ネット閲覧 目的での購入で、ゲームやらないし Tegra3 より遅いとかも気にしませんでした。

NOOK HD 7、購入時のツボは、画面解像度・大きさ・重さ・価格・ステレオスピーカー・64GBまでOKのMicroSDスロット・デザイン・そしてGooglePlay対応  など。 
画面解像度に関しては、現時点では 7インチで1440x900ピクセル ということで、最強。
大きさ・重さに関しては、当然、他機種がダメってことじゃないですよ。 バッテリー容量が大きいとか、高音質スピーカー搭載、カメラ搭載の機種は、それなりに大きくて重いのが当然です。 読書・ネット閲覧で、持ち続けて疲れにくいだろうの大きさと重さ ということでは、NOOK HD 7 の 315g というスペックは魅力でした。  一応、このブログ的に、 StoryHDも比較で載せてます、 StoryHDを所有している人は、NOOK HD 7は、厚さ・重さ以外は、ほぼ、同じ大きさ と思ってくだされ。
Kindle Fire HD 7 よりは、1ランク上のCPU&GPUですし、 Kindleでは別売りのACアダプタが同梱や、GooglePlay公式対応という点でも異なります。

購入前に読んだ記事の紹介


↑購入検討時に見た、cnet の NOOK HD 発表時の記事。 読書・ネット閲覧端末としては、縦持ち時の短辺が短くて、軽いのがいいですよね。 女性の手の平均サイズは172mm、 KindleFireHDは137mmに対して、NOOK HD 7は127mm。 iPad mini 以降、今後も液晶周囲の額縁が狭い製品が登場しますが、こういうことを意識して製品化するのは好感です。
ちなみに私、自分の手の長さ・大きさを測ったことがなかったので、やってみました。 中指の先端~手のひら・手首の境界まで、199mm。 たぶん、iPad miniも、Kindle Fire HD 7 も片手持ち出来るんだと思います、私は。 
参考:日本人の 人体寸法・形状データ「size-JPN 2004-2006」 標本数:約7,000人 によると平均192mmだそうです。


↑これは9インチモデルの背面。 ステレオスピーカーではないとか、窪みがないとかは、7インチモデルとは異なりますが、 『はい、プラスチックです』 と書かれてますね。 プラスチックだって、いいんですよ、質感・デザインが良くて頑丈な強度があれば、私は。 旧 iOS製品の指紋ベタベタの金属背面は迷惑で大嫌いだったし。

↑他所のレビュー記事では書かれてないのですが、、NOOK HDはプラスチックでチャチに見えるけど、実は、マグネシムフレームの筐体だから、軽くて、頑丈なのです。


開梱


↑の、前にシュリンクラッピングを取る前の完全新品パッケージ、イギリス版、黒、16GB の重量を測ってみました。 714g です。



↑本体、簡易取説、ACアダプタ、専用30ピンUSBケーブル、イギリスのコンセント変換の同梱品
30ピンケーブルは、USB端子先端から30ピン先端までで151cmです。


↑本体の表と裏。 表には n のホームボタン、裏にはステレオスピーカー と、持ちやすいように窪みがあります。 私は以前、iPodTouch2Gで Switcheasy の茶色のシリコンケースを使ってたこともあって、デカイ iPod Touch だ! って思いましたよ。 マグネシム筐体だから、捻っても反ったり、たわんだりしません。頑丈です。

↑取説PDFより、ボタン端子類の説明。  カメラは無いけどマイクは内臓なので、ハンズフリーSkype音声チャットはできます。

↑取説PDFより   MicroSDスロットが付いてる点は、 Nexus7・KindleFireHD・iPadMiniのいずれとも異なるメリット。 説明の通り、64GBまで利用可です。  ので、8GBモデル+SD運用でもいいですね。

↑購入前から気になっていた、 n の NOOK(ホーム)ボタン。 たぶん、素材はプラスチック。 周囲より0.5mmほど高い。 押すとき指が痛いのでは? と思ったけど、そんなことないですね。 電源ボタンとボリュームボタンの位置や、ホームボタンの形状変更は、appleの真似と言われない対策なのでしょうか?  物理ホームボタンを無くせばApple機と違うぞ って言えそうだけど、あえて、物理ボタンを搭載している NOOKのこだわり。 そんな形状だから、指紋ふき取りが大変です。
ここでついでに言うと、写真で銀色に見えている30ピンコネクタ端子部分なんですが、ホームボタンよりは、むしろこの部分が指に擦れて痛いです。そのために、ケースが欲しいと思いました。

起動
↑電源スイッチを押して起動すると、nookの起動アニメの後に、初回はこの画面、 米国・英国 の選択画面となります。 たぶん、米国モデル・英国モデル 共通ファームウェアで、 米国を選択すると、hulu などの米国のみサービスアプリがプレインストールとなるのでしょう。 GalaxyNote10.1のときは、同じ製品でも、発売国ごとに型番・ファームウェアが異なっていて、ファーム更新時期がズレまくったり、自分のモデルがどれだかわからなかったりだったので、グローバルファームウェアはユーザーにはありがたいですね。

↑フル充電には3~4時間。 付属の30ピンUSBケーブルでないと充電できません。 充電中は30ピン端子横のLEDがオレンジ点灯、充電完了で緑点灯します。 満充電状態からのバッテリーライフは、連続読書で10.5時間、連続動画再生で9.5時間だそうです。

↑ NOOK HD 7 を 付属USBケーブルでPC接続すると、 ポータブルデバイス 『BNTV400』 として認識されます。 16GBモデルで認識される全領域は 12.6GB、空き領域は12.2GBでした。 ポータブルデバイスってのは、エクスプローラーでドライブ名が割り当てられないからフォルダへのショートカット作れないとか、フォルダ内の使用容量を確認したいときにプロパティを見られないとか、WindowsMediaPlayerも反応してしまう、ある意味面倒なやつです。ドライブ名のBNTV400というは、機種名のようで、GooglePlay上でも同名で表示されます。BNTはメーカー名&タブレット、V400って何ですかね?

↑ルートフォルダ構成、My Filesフォルダ内はこんな感じ。 どのフォルダも空でサンプル文書やマニュアルPDFのプリインストールもなしで、使用領域432MBが何なのかわからない(不可視のシステムファイル)。 SONYのWALKMANもそうでしたが。

液晶視野角




液晶端末ですごく重要な視野角。 ソファーに座って、膝や腹の上に置いた端末画面で、のんびり読書、のんびり映画鑑賞するときや、二人で画面を見るときなど、真正面ではなく斜め方向から見たときに変色なくハッキリクッキリ見えるか。 購入前に、特に視野角が何度 という情報を得られませんでしたが、IPSパネルで↑の視野角なら十分ですよね。

↑暗闇で表示。 画像は、 Andrew Hazelden's Blog さんのカラーチャートを NOOK 解像度の 1440x900にリサイズしています。

↑電球光の眩しい電気スタンドで照らしているところ。
標準内臓アプリの写真ビューアで、1440x900の画像を表示しています。 見ての通り、完全フルスクリーン・全画面表示です。 他に、内臓アプリでの動画再生と、内臓アプリでの 読書・リーダーはフルスクリーン表示可能でした。

↑NOOK標準の、読書(リーダー)アプリ。 フルスクリーン表示できてます。 243PPI、 1ドット間隔0.1mm、肉眼ではわかりにくいけど、写真撮影するとドットが見えますね。

液晶品質のことでもう一つ大事なこと。 NOOK HD 7 の液晶は sRGBとか、白を真っ白に表示する液晶パネルではありません。 真っ白よりは、赤に近い、暖色系の発色です。 他の個人レビューブログでも書かれていたので、個体差ではなく、そういう仕様のようです。
店頭展示で何度か見てきたNexus7の液晶は青白っぽい寒色に見えました。 スキャン自炊したコミックの白地、白地に黒の文字を小説読むとき、 ウェブブラウザ閲覧時は白地の黒の文字を読むことになりますが、その時に見える「白」が、私個人的には、青白いものより、暖色のほうが目に優しくて疲れが少ない気がします。 よって、正確な発色を求める人には NOOK HDの画面はオススメできませんが、読書派にはイイと思いますよ。 白色・青色LEDの光が苦手な人はイイ。

画面への反射・映り込みはタッチパネルと液晶間の空気の隙間層をなくして密着させた、反射を低減させたパネルだそうです。 けど、映り込みは、やっぱりあるし、気になります。ネット記事や、コミックを短時間読むのは問題ないけど、集中して沢山文字を読む小説読書は電子ペーパーのほうが疲れなくてイイ事実は変わらずです。画面に指紋が付きまくるのも。


実は、もっと軽い 304gだった!

↑NOOK HD を使うたびに感じること、「スゴク軽いんだけど・・」 です。 気になったので、実機の重さを測ってみたら、、304グラムでした! 公式スペックは315gなのに、iPad mini の 308gより軽いって。 もちろん、SDカードなし、保護フィルムもなし、の裸状態です。
秤が壊れてるのでは?? って思いますよね。

↑だから、 iPod Touch 4G + スクリーン保護フィルムも同じく測ってみたら、こちらはスペック通りの101g。 秤は壊れてないです。


ファームウェアアップデートに要注意


NOOK HD 7、 開梱時のファームウェアは2.04でした。 起動して Wi-Fi接続すると、新ファームウェアのダウンロード(OTA)が始まり、2.06へ強制アップデートされます。 その後また、新ファームウェア2.1へのアップデート通知が表示されるのですが、2.1はPC接続して公式サイトからダウンロードしたファームをUSB転送してアップデートする方式です。 つまり、2.1へのアップデートは任意であり、2.06のまま利用し続けることもできます。

2.1へアップデートするメリットは、Androidカーネルは4.0系のICSのままですが、GooglePlay対応、YouTubeアプリ、GoogleMapなどが使えるようになり、 ウェブブラウザが GoogleChromeに置き換わります。Google日本語入力も利用出来るようになり、Kindleアプリももちろん使えるようになります。

この「置き換わる」というのが困った点。 ↑の日本Yahooサイトのスクリーンショットは、2.06ファームウェアの標準ブラウザでのもの。 日本語入力は出来ませんが、中華フォントでの日本語表示は出来ているし、最上部に何もない表示が出来、かつ、NOOK HDレビューサイトで好評のサイドバー広告を除去して本文部を抽出表示する ArticleViewが使えます。  が、2.1アップデートすると、Chromeに強制置き換えされるので、便利な、↑のブラウザは全く利用不可となります。 他にもレビューサイトで好評の、スクラップブック機能も全く消えて無くなります。 2.06へのバージョンダウン方法や、2.1で旧ブラウザ・スクラップブックを使う方法はありませんので、2.1以前の本体を入手したら、しばらく遊んでから2.1へアップデートするのが良いでしょう。

2.1アップデート後

だいぶ長く書いたの、続きは次回・・けど、少しブランクになりそうなので簡単に。

↑ 無料の Google日本語入力を GooglePlayからインストールすると日本語入力できます。 MoreLocale 2 をインストールして 日本語を選べばシステムUIを日本語表示に変更できます。




↑ICSなので、中華フォントのままですけど、 GoogleChromeで日本語表示できます。 上下にシステム表示領域があるので、1440x900ピクセルをフルに使ったブラウザ表示はできません。 けど、普段PCの 1920x1200の横画面で見るのより、縦方向のコンテンツ表示量が多くて快適です。また、縦持ち時の横ピクセルも Nexus7より100ピクセル多い、900ピクセルなので、XGA幅で最適可されたPC用サイトの強制縮小表示も文字が潰れにくいと思います。 フルHDとなるらしい、新Nexus7なら、1024幅を1080に表示ですから、もっと快適ですね。


↑ChromeでGoogleDriveのスプレッドシート(表計算)の表示。
横はH列の半分まで、縦は62行の半分まで表示されました。 G61セルに「あいうえお」と書きました。 7インチなので普通に読めますよ。 もっと広い表示領域が必要ならOperaブラウザです。

↑AnTuTu Bechmark v3.3 は、9449。
 こちら には、同じ機種でより高スコアの9806となった情報もあり。
Nexus7より低スコアですが(高解像度だから低スコア?)、ゲーム利用なし、読書・動画・音楽・ネット閲覧には十分です。

ということで、初の7インチ機の興奮もあり、1440x900で304gは快適すぎで、もう手放せない感じです。
買ってよかった!!
読書利用などのレビューは、また次回の記事で。