2012年3月27日火曜日

日本語電子書籍リーダーに望むこと『美しさ』

【amazon kindle touch の 日本語版】 【 楽天Koboの日本語版】 の発売が予定されております。
 「XGA以上の高解像度で快適自炊ビューア」 になるとか、「端末も電子書籍コンテンツも激安」になるといいのだけども、、、無理っぽい気もする。前者は業界の事情、後者は再販制度という事情か。

既存のSVGA欧米端末を日本語表示対応 したもの  でもイイと思うんですよ、ゼロから日本オリジナル仕様の製品立ち上げるよりは、部品・梱包部材・製造コスト 色んなモノが抑えられ端末安価につながるだろうし。

ただし、ソフトウェア、特に『日本語表示の美しさ』には、そろそろ本気で取り組んで欲しい のである。


>電子書籍ではビューワこそ大事
>http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1203/22/news015_2.html


現行の 540x960px解像度スマホでのメーカーが開発したXMDF電子書籍閲覧アプリ画面。
ハッキリ言って『美しくない』

紙書籍とあまり変わらない値段で販売されている電子書籍を買って、こういう表示で読んでくださいって、、無理があると思う。

数年前から比べたら、端末スペック(CPUチップセットの能力、液晶解像度などハード面全て)は、かなり向上している。 やればできるはずなのに、なぜ、『日本語表示の美しさ』に拘ってくれないのか不思議。


「540x960pxで最高品質の美しい日本語XMDF電子書籍ビューワ作るぜ!」 という意気込みはないのだろうか。


高解像度・高スペックのハードでも、表示ソフトウェアがダメだったら、魅力なしではないか。

例えば、コレを見て欲しい。 ベストではないが、そこそこ美しい日本語XMDF電子書籍ビューワ表示だと思う。





XGAどころか、SVGAでもない。 VGAだ!
2005年に発売されたSL-C3100のXMDFリーダーアプリ、SHARP製ブンコビューア画面 だ。
(改造ではなく、ユーザーフォントを作って表示した画面だが。 閉じ括弧 "」" 変です)
>http://ezaurus.com/lineup/sl/slc3100/slc3100_spec.html
>640×480ドット 65,536色 透過型システム液晶 3.7型(バックライト付き)
>Intel(R) XScale(TM) (PXA270 416MHz)
>約298g  明るさ最小連続表示:約7時間

単純比較できるものではないけど、今となっては、StoryHDに比べて 画面解像度は低い、CPUクロックは約半分、 約100gも重い、 USBは1.1接続・・・・という昔スペックのハードウェアだけども、そこそこ美しい日本語表示で電子読書を楽しめた。 だから、当時XMDF電子書籍を結構買いましたよ。
ちなみにザウルスのブンコビューアは当時から、文中の単語をなぞって辞書引きができたり、《》の青空文庫ルビ付テキストファイルの美しい日本語縦書き表示もできた。

最近のメーカー製日本語電子書籍閲覧アプリ、、向上してないつーか、退化してませんか?

PRS-T1、Biblio leaf、ガラパゴスのXMDF表示画面はまだ改善余地ありそう。

電子書籍ストアを乱立させるより、先に取り組んで欲しい 『美しさ』

今はどう改善されたのかわからないのだけど、BookLiveの初期のPCリーダー文字の汚さ見て、ダメだこりゃ って思いましたし。。


フォント品質・フォント種・フォントサイズ・文字間・行間・周囲余白(マージン)、 デフォルト表示が美しいうえに、さらに、ユーザーが好みの美しさに自由可変 できるようになってくれないと・・。



iPhoneアプリの各社電子書籍アプリの低評価、改善の遅さ、新iPad解像度対応遅さ amazonに比べて、ダメだなぁ・・。

VGA電子ペーパー端末でもいいんじゃないか?
こだわりの美・安・軽・薄・1ケ月充電不要なら。。。
とも思った今日この頃。