2013年12月28日土曜日
iPad mini Retina 返品、その後
私の iPad mini Retina は返品となりましたが、皆さんが購入された製品は美しさに問題ありませんか?
Apple製品の品質と価格にガッカリで、AppleとApple製品から気持ちが離れていきそうな最近です。
この記事は、
『Appleさん、来年は品質にも価格にも皆が大満足の他社を圧倒する気合入った製品をお願いします』 と伝えたくて書きました。
今年2013年の正月、知り合いの息子(中学生)にお年玉をあげたときに、使い道を聞いたところ、
「次の iPad miniが発売されたら買うんだ。 今、10200円溜まったよ。 おじさん(私のこと)、来年のお年玉はiTunesカードがいいな」
と、言われてたのを、先日GooglePlayカード購入時に思い出しまして、その子に電話したんですよ。 iPad mini Retina買ったのかい? 問題ないかい? お年玉はiTunesカードがいいのかい? と確認のために。
そしたら、彼も私と同じ、iPad mini Retina 16GB Wi-Fi 黒を、新製品発売直後に家電量販店で購入したとのこと。 でも、電話から聞こえる声に元気なく、、「お小遣い貯めて買ったんだね、エライね」 と褒めたのですが・・。 彼曰く、ホームボタンに近い部分が表示が黄色っぽいしボケてる(多分ムラのこと)から、ガッカリで、もうiPad嫌いだと。 返品したら? と伝えたら、、 行ったけどダメだったと。
最初は彼だけで、購入した家電量販店へレシートとともに持って行き、店員に不良品だと思うから交換して欲しい旨を伝えたら、「お父さんかお母さんと一緒にきてね」 と、購入時は問題なかったのに、返品交換依頼は1人では取り合ってもらえなかったと。 彼の家は母子家庭でお母さんは病気がちです。 そして、咳こんでいる、お母さんと一緒に再度返品交換してもらおうと店に行ったら、「こんなもんですよ。 密度が高い最新の液晶だから、こういう問題はしょうがないんです。 昔は目障りな箇所にドット抜けがあっても不良と認められなかったのだから、それに比べたら、これは全く不良ではない」 と言われたそうな。
私自身も iPad mini Retintaには随分期待していた分ガッカリした人だけど、子供が一生懸命お小遣いを貯めて買った結果のガッカリ感は・・・。
彼に、Appleに直接相談してみたら? と伝えたら、「またお母さんに迷惑かかるのは嫌だから・・」 と、売却で手放し悩みから開放されることを望んでいるようでした。
iPad mini Retinaの画面が、 黄色っぽい、 表示ムラがある、 品質が良くない・・etc の報告は、皆さんもご存知の通りネット検索すると沢山見つかります。 と、同時に、Appleストアで購入したなら返品交換できるとか、、 黄色っぽい表示は接着剤が乾いてないことによる問題だから暫く使ってれば自然に治る、気にならなくなる・・ なんて情報も見つかりますが。。
そもそも『開梱時から接着剤が乾いてないから画面が黄色いとわかる』 状態の製品を出荷・販売することが問題なのです。 つまり、組み立て後、梱包前の製品動作検査・検品作業において、画面の品質は全くチェックされなかったか、黄色なのは問題なしの正常仕様であるとAppleから指示があった ということでしょう。
Appleストアで買わなかった人、 Appleストアへ気軽に相談に行けず、返品交換に応じてもらえない人はどうなのでしょうか? これだけネット上に問題報告があがってるのだから、、Appleが公式に全品リコールとは言わないまでも、公式な対応を発表すべきではないでしょうか?
iPad mini Retina は発売開始も異常でした。 液晶パネルの品質・供給量に問題ありで初期ロットは供給が少ない・・という噂も飛び交ってた中で、Appleストア店員をも出し抜く如く、突然開始されたオンラインオーダー。 急いで自宅への配送指定でネット注文完了したら、後に、Appleストア店頭でも販売するだの予約受け取り可能だの、開店時間の早い量販店のほうが早く入手できるだので、 出荷の遅いオンラインオーダーにイライラ感じキャンセル作業など、「なんなんだよ、おいおい」 って感じた人は多いんじゃないでしょうか?
製品の感想、不満、満足などネットですぐに出回り、誰でも簡単に評判を確認できる時代です。
ネット上での価格、性能、品質対する評判は、Kindle Fire HDX8.9に比べると、iPad は負けた感で、ポジティブ、大満足的な評判記事をあまり見かけないですね。
感動するCM、軽さ・薄さ・質感の素晴らしい製品はイイのだけども、 今後はもっと、基本の品質や価格面で、ユーザーを感動させて欲しいと願います。
最近のApple iOS製品への個人的な感想。
== iPad mini (初代) ==
満足して購入して使っている人は問題ないのだけど、、実機を見たらXGA解像度で表示文字が汚いのをすぐ気が付いた人は多かったはず。iPadのRetina画質を知らなくとも、Retina iPhone, Retina iPod Touchの画質を理解している人が多い時代に、他社製タブレットが安価でより高解像度になってた時代、しかも安くない価格で、なぜ発売したのか? 筐体デザインは額縁を狭くし、薄く、軽くと美しくしたのはわかるけど、肝心の画面が美しくないことをAppleのデザイン美学としては気にしないのだろうか?消費者が不満を感じずに購入し使い続けると自信を持っての世界発売だったのだろうか?
== iPad4 ==
これの突然の発売により、iPad3が短命で生産中止になりました。今までの、1年程度はモデルチェンジが無いという安心感、信頼感的なものを突然破壊してしまった。iPad3を購入した人に対して、どういう気持で強行発売したのだろうか? 『次のiPad5も半年後に発売されるのでは?』と思われてiPadのみならず、iPhone、Apple製品全体の買い控えになることは予想できなかったのだろうか? あの時のiPad4の発売を歓迎した人と、不信に感じた人とでは後者のほうが多いと思う。
== iPhone5c ==
5Sと同時発表された、 廉価版iPhone発売と噂されてはいたが実際は安くない、旧モデルの5より動作速度が遅い。 5SはA7で64ビットを散々アピールしているけど5Cは32ビットのA6、つまり将来のOSバージョンアップ的に決定的に短命であることが最初からわかっている製品。穴だらけの純正背面カバーは装着するとiPhoneロゴがダサクなる変なデザイン。 5Sに比べて購入者が少なく生産減少の報道もあった。 5Sと同時発表せず、5Cをもっと安価でもっと早く発売すれば沢山売れただろう。5Sとの同時発表、および、価格・性能、大量生産して大量在庫抱えてまで全世界発売するメリットをどう考えていたのか謎。
== iPhone5S ==
日本では売れまくってるそうですが・・。 A7、64ビット、指紋認証・・とかスペック向上での新機種のレビュー・話題記事より、ゴールドカラーの入手困難的な記事のほうを良く目にした気がします。ゴールドの入手困難は戦略だったのかもしれないけど、欲しい色が買えずに買い控え、見込み客離れは以前ホワイトで経験してるはずだし、スペースグレイモデルの色・デザイン・セールスアピール・マーケティング(ユーザーニーズの把握)に失敗だったと思う。
さらに、日本では突然の後出しジャンケン的なシムロック無しもモデルの発売・・。 沢山のユーザーが前機種からの買い替えで月賦完済とかしてまで新たに高価な2年縛り契約を締結して買ったあとに・・。シムロックを買った人への対応とともに発表するべき、またはそれが出来ないなら時期早々だったのではないか? 既存ユーザーからも、キャリアからも信頼を無くす行為だとわかってたはず、これもビジネス的なメリットが理解できず・・。
・・・愚痴っぽいけど、来年は皆が大満足な製品をお願いしますよ、って趣旨です。