新Nexus7が発表されました。
>7インチ1920 x 1200 IPS液晶 (10点タッチ、輝度300cd/m2)、Snapdragon S4 Pro プロセッサ(APQ8064, 4コア1.5GHz, Adreno 320グラフィック)、2GB RAM、16GBまたは32GBストレージ。背面5MPカメラ、前面1.2MPカメラ、802.11a/b/g/n WiFi、Bluetooth 4.0、GPSなど。Androidバージョンは 4.3。
>またデータとデジタル映像・音声出力に対応する " Micro USB port with SlimPort " 搭載、重量11.2オンス(約317g)、 厚さ0.3インチ(約7.6mm)など。
>現行の(旧) Nexus 7より軽く薄く、ディスプレイは1920 x 1200 高精細で30%広色域、プロセッサはCPU80%向上・GPU4倍の Snapdragon S4 Pro を搭載します。また背面5MPカメラや無線充電対応の追加も強化点。OSはAndroid 4.3。
>米国価格は16GB WiFi モデル 229ドル、32GB WiFi 269ドル、32GB LTEモデルは、1台で米国の主要3キャリアの周波数帯に対応して349ドル。米国では7月30日から多数の小売店で発売。日本を含む各国でも数週間以内には発売予定。
http://japanese.engadget.com/2013/07/24/google-7-24/
http://japanese.engadget.com/2013/07/24/google-nexus-7-16gb-230-32gb-270-7-31/
来ましたね!
もうちょっとだけ発表が早かったら ロイヤル・ベイビー・ジョージ モデルだったのに。。
それはともかく、SDスロットが無いことと、ハードウェアホームボタンではなかった残念点以外は、大満足スペック&価格ですね。 前モデルで個人的に気になってた色域やスピーカーも解像度とともに大幅改善され、映像出力あり、カメラあり、無線充電あり、早く・薄く・軽く・・・スゴイっす。
次のモデルはどう進化するのか。 いや、その前に、7インチタブレット、この性能でこの価格では、どこのメーカーも勝てない感です。 PC、タブレットの日本メーカーが心配・・。 ケース、カバー業界は儲かりそうですが。
以下、ebook野郎的な感想です。 例によって、Nexus7から話逸れますが。
電子ペーパー陣営? も、キツイすよね。 液晶タブレットの低価格化、高性能化、薄型化、軽量化、そして長時間駆動が、こんなに進化してしまうと。
「新Nexus7時代に、Kobo aura HDを買うって、え? 」 なんて思われそう・・。 比較対象じゃないけど、ニッチというか、贅沢品というか・・。 日本楽天が販売渋ってるのもわかる気がします。。
(Kobo aura HDの価格問題・・イギリスでは amazon Kindle Paperwhite は基本的に値引き無しで£109のままで売られています。 Kobo aura HD は£139.99。 £31 =約4650円の差。 安いとは言えないけど、4650円の追加出費で大画面・高精細・ムラ無し白色ライトなら・・と考えなくもないでしょう。しかし日本では Glo,Paperwhite ともに、既に海外価格から値引きしすぎの現状ですから、 aura HD の発売が難しいのかとも思います。 また、日本のスマホ3キャリアのような、激しすぎる値引き・キャンペーン・ポイント付与、スマホ買え買え・売れ売れ合戦もイギリスには無く、ユーザーは自分の必要なものを冷静に選んで買っている気します)
完全フルスクリーン表示が出来るのかはわからないですけど、横画面にして、コミック見開き閲覧も出来そうですね。 縦持ちなら当然、縦1600pxと自炊データ作ってる人にも余裕表示できます。
ドットバイドットのPNG、JPGで表示するとなると、かなりデータ量がデカくなります。SDスロットが無いのは改めて残念。
小説を読むのにどうかと考えると、既に iPad3,4もそうですけど、普通に読書するには、既にオーバースペックな解像度? Koboアプリ、 Kindleアプリ、 その他 epub3やテキストフロー表示型のアプリでは、単純に「文字は超綺麗です!」 だけではなく、 縦段組、 横段組、 行間、 周囲余白量 など好みで柔軟にカスタマイズ出来るようになるといいと思います。
それと、私はずっと前から感じているんですけども、 テキストフロー小説リーダーアプリでは、ほとんどのアプリが目が疲れにくい「セピア表示」をサポートしているのに、、スキャンコミックや、スキャン小説など画像ビューアー的なリーダーアプリって セピア表示出来ないですよね。。カラーコミックのカラーページが正常な色で表示できなくなるのはわかるけど、アプリ側で自動判断は難しくなさそうだし、白黒コントラストのキツイ画像を見続けるよりはセピアのほうが液晶読書では目の負担が少なくなり良いと思うし、 ついでにブラウザChromeもコントラストを下げたセピア表示できればいいと思うのです。 皆さん、強制セピア色表示にして閲覧の機能があったら使いたいですか? カラーフィルターのアプリはあるから、必要な人は既に使ってますかね。 明るさ調整じゃなくてコントラスト差の調整のことです。
(PC用zip画像ビューアー、 Hamana の、セピアフィルターや、ニュースペーパーテクスチャなど試していただけるとわかると思う。等倍固定表示が出来ない以外はお気に入りのアプリです)
1920x1200ということで、雑誌コンテンツ、例えばzinioのSPA!のような、文書・文字部をラスターデータ(ビットマップではない)で配信しているものは、超綺麗表示できるでしょう。
そこで思うのが、フォント埋め込みPDFの電子書籍の有用性。 日本amazonでの和書電子書籍販売が開始される前に、「amazonはepub3をサポートしない、 DRM-PDF?と、独自形式で配信」ってニュースがありました。 私、個人的には、DRM-PDF? での販売も期待していたんですよ。 つまり、紙書籍と全く同じ体裁でのフォント埋め込みでのデータ販売。 (パピレスでの中央公論社の電子書籍のような)もちろん、画面の小さいスマホには epub3リフロー型が読みやすいのはわかります。 でもそれは、zbfや、t-timeと基本的には同じなんですよね、表現力が乏しい。 しかも、zbf時代は自由に縦書き・横書きと表示切り替えできたりPCでの読書も出来たのに、EPUB3になってから自由度減ったり。フォントの標準文字セットで表現出来ないものは、省略されたり、画像埋め込み作業が面倒な書籍は電子化厳しそう。 EPUB3での電子配信することを前提にした今後の出版は、もしかしたら、電子化しやすい表現が乏しいものになってしまいそうな懸念。
例えば、ハリーポッターの紙本と、epub3配信の電子書籍(サンプルを無料で読めます)。
紙本では本文中に、様々な書体が登場して凝っているのに、電子本と基本明朝体&強調の意味で一部ゴシック体。章見出しの丸ゴシックは拡大したら汚くなる画像の丸ゴシックみたいな。 タブレットでの閲覧時はフォント埋め込みで紙本と同じレイアウトで読めて、 地図や図表・年表的なのはどんなに拡大しても汚くならないラスターデータで、画面小さいスマホでは本文はリフローになる、ようなハイブリッドな電子書籍データフォーマット? がいつか、標準化されたら、また電子書籍を買いまくりたいと思ってます。
(昔、zbfでとても有料商品とは思えない酷すぎ画質の電子書籍を買ってしまってから、ずっと根に持っている私w)
さて 新Nexus7、私は NookHD7を買ったばかりで、新iPad待ちの人ですけど、電子読書好きの皆さんはどうですか? すぐ買います?
Appleも秋に新製品発表と思われますが、今年の秋?に発売して来年秋迄?の1年間、市場シェア・ブランド価値・ユーザー満足度を維持できる製品を、新Nexus7を意識した価格で発売せねばなりませんね。