2013年7月21日日曜日

日本語電子書籍 全品3割引セール


皆さんご存知の通り、amazon japan と、 kobo japan (楽天) にて日本語電子書籍が全品3割引セール中

Kindleストアで突然の30%ポイント還元
Koboのサービス1周年記念は「72時間限定全電子書籍30%引き」

チラシ掲載の特売セールのような
『(特定のコミックの)第1巻のみ99円 または 無料!』
『このコーナーの本のみ、今だけxxx円!』
にはあまり興味が無かった私も、今回の全品3割引は羨ましいと思いました。
しかし、日本国外居住で日本発行のクレジットカードを持ってない日本人には買いたくても買えない。。。

今までセールに対象にならなくて紙本と販売価格があまり変わらずで購入躊躇していた電子本も今なら買いやすい。すでに数千円~数万円の電子書籍を買い込んだ人、結構居るんじゃないでしょうか。たぶん、版元からの卸値のまま、販売利益無しの横流しで売ってるようなもの。

本好きの人にとっては安く買えるのはイイことだし、今回のが楽天の新規ユーザー獲得目的の販売促進イベント & それに対抗したamazon jpの限定期間セールとはわかっていても、、、今まで、値引き無しで電子書籍を買ってきた人には累計出費考えると複雑な気持ち。 紙本のように転売出来ないし。

そして、他社の電子書籍販売店 としても複雑なのだと思う。

老舗電子書籍販売店のパピレスや、パブリ、その他でも、 amazon & 楽天kobo に全品3割引をやられたら。


↑の画像は timebook town から貰ったノベルティのブックカバー。私は、結構 timebook townに金使った人。
以前ソニーが運営していた、レンタル電子書籍サービスです。 Librie電子書籍端末か、PCで閲覧できた。 『レンタル』ということで購入ではないので、販売電子書籍よりは安く読めたし、月1000円支払うと5冊読める サービスもあったし、毎月全編無料本の提供や、timebook town 限定の書きおろし作品もあった。 特筆すべきは海外居住者の利用ウェルカムだったこと。 ”ジャーニー”というイギリス在住日本人向け週刊フリーペーパーに、『海外でも日本の本読めます!』という広告を掲載してたtimebook town。 ソニー・・・すごかった、あの頃は・・・(過去形)。

timebook town以外にも、色々ありましたね、サービス終了した電子書籍販売店。 もし、あの時に今の楽天やamazonのような蔵書数で全品3割引での販売が出来てたら、サービス終了してなかったかも。
(スマホが普及して専用端末を買わなくともスマホアプリで読める時代になったのが大きいか?)

とはいえ、楽天&amazonの参入と対立があるから、現在の電子書籍販売タイトル数となったのだろうし、Kobo glo、Kindle Paperwhite 電子ペーパー端末が日本は世界一安いのも事実。 米国でも英国でも全品冊制限なしで3割引で買い放題ってのはない。

新規参入でも、資本力を持って、利益度外視で値下げではない、クーポン・割引でユーザーに安価提供し、数千円~数万円のコンテンツを抱えたユーザーを大量獲得出来たら勝ち?

日本amazonでの電子書籍販売が始まる前は、販売額のうち、amazonに利益をどれだけ持っていかれるかの交渉で揉めてるニュースを良く見かけましたが、、amazon負担によるセールが行われて、沢山買ってもらえるなら販社は喜びでしょうか?

そうそう、Apple iTunesストアで販売されている書籍・音楽・映画・アプリは、iTunesカードを20%offで買っておけばいつでも2割引ですね。電子ペーパー端末では読めないのが残念ですけど。

価格競争、コンテンツ数競争・・・は大事だけども、
ビューアー・端末の使い勝手の良さでの競争も始まって欲しいです。