先日、Groupon で購入した Kobo mini が到着したので・・今更の製品ですがミニレビュー。
感想は 「ガッカリ自炊画質・・」 です。
(↑ファームウェアはアップデートされて2.6.1、 内蔵ストレージは最大1345MBでSDスロット無し)
↑Kobo Mini のスペックです。
購入前から、小さくて安いけど、E-INK Pearlではない Vizplex V110 という旧世代のパネルを使ってるのはわかってましたが、 それでも 5インチ SVGA 800x600 なのだから、
Kobo mini
5inch 800x600px = 200ppi = 0.127 dot pitch / mm
Kobo Touch, Kindle 4/5
6inch 800x600px = 166.67ppi = 0.152 dot pitch / mm
200ppiって、Kindle5よりも表示面積は小さいものの高精細表示なんだろう・・・と思ってたわけですよ。
やられました、完全に。
結論から言うと、自炊用途で画質を求める人は買ったら後悔する。
画質はともかく、テキスト読書利用で、小ささ・軽さ・安さ を重視の人にはオススメできる・・ という感じ。
(要は自炊しないで、本来の(?)使い方される人)
↑ Kobo mini は N705-KBO という型番のよう。
欧州・ベルギーモデル? らしい。
↑表面の 『kobo』ロゴは、明るい白で主張強すぎ、読書中、目障りで気になります。
↑ Kobo aura HD の上に Kobo mini を置くとこうなります。
6.8インチの aura HD 画面より、 Kobo mini 本体は小さいです。
↑画面サイズの違い。 (左側がmini・保護フィルム付き, 右側がaura HD)
ロゴが控えめで目立たない、読書に集中できる aura HDに好感。
↑ 赤ひげ診療譚 / 山本周五郎 文庫本スキャン自炊表示
ノンブル(ページ数表記部)削除し、上下に20ピクセル余白追加し、600x800の4bit(16色グレースケール)PNGをzipで固めて拡張子をCBZにしたものです。 Kobo mini 画質・・キレイじゃない・・です。
↑若干拡大撮影。
読めなくは無い・・です。 が、同じ画像をPC画面で表示したものと比較するとボケてる感。SVGAのドットバイドット表示になってない気がする。例えるなら、低解像度の画像をSVGAに拡大したみたいな。 これが200ppiの画質だとは絶対思えない。 画像描画のソフト処理がダメなのか、パネル内の浮き沈みするE-INKの密度的なものが低いのか・・。
個人的にはKobo mini での自炊読書は、ちょっとオススメ出来ません。
↑EPUB3 日本語縦書、 内蔵のモリサワ リュウミンフォント。
EPUBリーダー、 というか、楽天koboで販売されている電子書籍を購入して読む という本来の用途で使うのは問題無しですね・・当たり前ですがw
↑フォントは USB接続し、fonts フォルダを作って、手持ちのフォントファイルを転送することで任意書体で読書できます。 これは、楽天kobotouch 非公式Wiki - フォント導入 で無料配布されている KoboMaru.ttf での表示です。
ということで、自炊利用(コミック閲覧を含む)で画質に期待をしなければ、
「小さい (文庫本より小さい102x133x10mm) 」
「軽い (たったの134g)」
「安い (イギリスでは £25=約3750円)」
と他メーカー機種に勝るメリットありの Kobo mini でした。
ステマじゃないんですけど、やっぱり、自炊で電子ペーパー読書なら Kobo aura HD がいいですよー。
日本発売はいつですかね?
技術基準適合証明等を受けた機器の検索http://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=js01
で、 KOBOで検索すると、K107 (KOBO ARC?) は見つかるけども・・。