2012年6月29日金曜日
KOBO Wireless (Wi-Fi) 買った 其の壱
KOBO Wireless (以下Wi-fi) (2010年10月に139.99ドルで発売された電子ペーパー端末)の新古品が£32(約3960円)売られているのを見かけ、2日間、たっぷり検討したうえで購入しました。
公式ページのスペックはこんな感じ
2日間悩んだ! 調べた!
旧製品、旧世代パネル&CPU・・・でも、4000円以下で買える・・・しかし、安物買いの銭失いにならないか?
スペック表を見ただけではわからないことが多すぎるのが、電子ペーパー端末。 購入前にザッと調べて自問自答。
KOBO Touch を買ったほうがイイのでは?
→ まず、コレだ。 現行世代のパネル&CPU、国内楽天KOBOが始動したら、和書電子書籍の購入閲覧も可能になるかもしれない。今更、旧製品を買ってどうする? → しかし、KOBO TOUCH(£79.99)の半額以下の4000円は安い。電子書籍端末は基本、消耗品であるバッテリ交換が自分でできないこと、保証期間内でも不慮の破損、保証期間後の故障で修理依頼しても送料・パーツ代・技術料を考えると新品購入以上の支払いになる可能性ありだから、できる限り安価で製品入手で使い倒すのがトク! → もしかしたら・・旧製品にもファームアップデートが来て和書対応になるかもの期待!
StoryHDの後継機待ち? XGA(または以上)機を買ったほうがイイのでは?
→ XGAでStoryHDより便利で高機能で、ハードウェアページ送りキーがあって、軽くて、日本語・zip・全画面表示対応で、StoryHD程度の安価な(1万円以下)端末・・・が自分の理想だけども、液晶タブが低下価格化が著しい昨今、素人考えでも理想価格の理想端末登場待ちは厳しい気がする・・。 旧製品でも使えるものは安く買っておいたらトク?
SVGA機購入なら、Kindle4、KindleTouch を買ったほうがイイのでは?
→ まず、どれもイギリスでは4000円以下で買うことは不可能・・。 Kindle4はzip表示できるし、小さくて軽くて、興味あるのだが StoryHDより白の部分が灰色ぽい のを知ってから購入抑制になった。 KindleTouchは和書電子書籍を買えるようになる可能性もあるけど・・イギリスの£109て高いので、Kindle和書販売が始まって、Kindle5 or KindleTouch2 or ライト内蔵が登場してから改めて購入検討することにした。 洋書を読みまくる人だったらKindle即買いだろうけど、私は和書小説スキャン自炊を読みまくりたい人なので、全画面表示できない現行Kindleは役不足ってのもあり。
KOBO Wi-Fiは SVGAで全画面表示できないがイイのか?
→ PDFは全画面表示できず下部に常時ページ数が表示される仕様だが、公式スペックには記載されてないものの、最新ファームウェアで、ZIP(CBZ)形式の全画面表示に対応しているらしい。 SVGAでもZIP画像を全画面表示できるなら、私的には使える端末と判断。
KOBO Wi-Fiは日本語フォントを内蔵してないがイイのか?
→ Touchはユーザーが任意のフォントを追加利用できるが、 Wi-Fiは不可。 NOOK や、海外SONY Reader同様、日本語ファイル名(中国語やロシア語なども)が文字化けするそうだ。 ファイル名をローマ字にして、PDF内の目次もローマ字にして、日本語フォント埋め込みのPDFを読むか、SVGAのZIP画像リーダーと割り切って使うならイイとする。 もしかしたら、楽天KOBO始動によるファームウェアアップデートで内蔵フォントがUnicode対応になるかもという期待。
KOBO Wi-Fiは、旧世代のパネル、CPUで、StoryHDより動作遅いのは確実、イイのか?
→ 動作遅い、キビキビしてない、は、コミックを読まない・小説しか読まない の私には、たぶん問題なし。 1世代前の製品であって、初期の電子ペーパー端末ほど酷くはないはず。絶対。 パネルが 高コントラストの pearl ではなく、vizplex なのは残念だが、私的には、白地がスゴク白っぽく見えるパネルが魅力で気になってしょうがないのだ。(←別途、写真で紹介しますヨ)
KOBO Wi-Fiは、221g 重くない?
→ StoryHD 204g, Kindle Touch 213g, Kindle4 107g に比べて重いけど、、液晶タブに比べたら遙かに軽いし・・、2010年の140ドル端末だから重くても頑丈なのでは? と期待することにした。
KOBO Wi-Fiは、左手でのページ送り操作が出来そうにないけど・・いいの?
→ StroryHDの銀色バーは、一応左右どちらの手でもページ送りできるのだけども、、銀色バーの色・細さ・形状・素材・堅さ・カチッって音、いろんな点で不満だった。 KOBO WiFiのハードキーは、右手操作オンリーとなったとしても、何らかの不満解消につながる気がする。
KOBO Wi-Fiは、Battery Life 10days or 10000ページ送り、 短くない?
→ 内蔵バッテリは1000mAしかないらしい・・・。 WiFi常時off、SDカード使わない運用するとして、未開封未使用の製品を買えば、、、OKとする。4000円以下だし・・。
ということで、旧モデルだけど4000円以下は安いし、もしかしたら日本語対応のファームアップくるかもの楽しみもあり、予備機として買っても自分にはムダ遣いにならんだろう・・と、判断で買いました!
ちなみにこの、Kobo Wifi は イギリスでは Touch と併売の現行製品で、本日現在£59.99 で普通に店頭販売されている現行製品です。
パッケージと開墾のフォトレビュー
↓やや、箱つぶれ&箱汚れあり。 だが、未開封・未使用品を£32で買った
↓未開封の箱(+本体)の重量は438gでした
↓電子ペーパー機購入も3機種目ともなると、全く感動しなくなった、印刷のように最初から表示されてる画面・・
↓付属品は 充電・データ転送兼用のMiniUSB と、簡易取説
↓最初のビックリ、感動!!! 194g!! 公式スペックと違うゾ、StoryHDより軽いゾ!
↓DーPAD という、方向キー というか、ページ送りキー。
上・下・左・右・中央に押せます。 見ての通り、独立ボタンではなく、本体表面に覆われているので、ボタンの溝・隙間の汚れ掃除が面倒・・ってなことに、絶対なりません。 使い勝手レポは後ほど。
↓ 背面はサラサラキルト加工で、暑い梅雨期でも不快になりません。 Mini-USB 端子は本体下部です。 Made In Taiwan、その他安全規格ロゴも全て下部。 USB端子の少し左上、強制リセットスイッチ穴あり。
↓右側面は4つボタン。 Home, Shop, Menu, Back
↓上面は電源スイッチボタン と SDカードスロット。 電源ボタンはゴム素材のようで、位置、大きさともに、非常に非常に非常に使い勝手がイイです。 StoryHDユーザーだと、皆、絶対そう思うはず。
↓最初のお約束。 何するにも、充電してからがいいよね。 MiniUSBケーブルつないで充電開始。 右上に充電中を示す赤LEDが点灯しまして、ちとビックリ。
↓ USBケーブル抜いてみた。 予想どおり バッテリ空。 ということを言いたいのではなく、↑のLEDは本体内部で発光してるのですよ、ということを伝えたい画像。 ちなみに充電完了すると赤→青に変わります。
筐体は予想通り、頑丈でしっかりした作り。 StoryHDの前に買った、EB03 Wifiもそうなんだけど、昔の製品って筐体設計にコストがかかっていて良くできてますよね。 昔のPC98とか、、あ、 話それた。 PRS-T1になる前のSonyReaderの筐体とかですね、同じ作りでは、Kindleその他の価格にコスト対抗できないから仕方ないのだろうけども。。
さきほど書いた、内部埋め込みのLEDとか、このハードウェアキーの搭載コストとか、 StoryHDより金かかってるな・・と思います。
あと、テーパー処理 って言うんでしょうか? 画面との額縁の境界部分が、StoryHDと異なり、斜めカット加工になってます。 このおかげで段差も少なく感じ、画面に額縁境界からの影が出来にくくなってます。イイ作り。
StoryHDに比べて残念なのは、この、黒い表面。 手の脂や、指紋が目立ちます。 読書中、無意識に顔や鼻を触って、本体表面を持つとベタベタと・・・。 表面は、キー部を含めて、穴や溝が全くないのサッと吹くだけでスグに清掃完了となりますが。
使用感や、StoryHDとの比較画像など、後日 其の弐 レビューを書く予定ですが、 私が最も気に入っていること、この端末を買って良かったと思っていること、、 それは、 ↑の画面見てください。
白地がスゴク白いのですよ。 StoryHDってこんなに白くない。 私にはこの画面のほうが読みやすくて、予備機のつもりで買ったのに、メイン機になりそうです。