2011年7月13日水曜日

epub japanese

日本語epub表示テストです。

青空文庫 - ePub形式で青空文庫を配信
・トルストイ レオ 作 「イワンの馬鹿 SKAZKA O IVANE-DURAKE」
・永井荷風 作 「或夜」
http://aozora.wook.jp/

みんなで作るePubファイル投稿・共有サイト(ベータ)
・新明解恋愛用語辞典 (Powered by ClipBucket)
http://epubs.jp/watch_video.php?v=22G8BROBDXYY

3作品を表示させてみました。

表紙画像は空白ページとなり、表示できませんでした。
epub表示用に日本語ゴシック体フォントが内臓されていることがわかります。
テキストファイル表示時あった変な書体ではない、別モノのようです。
文字サイズ可変可能
目次情報が埋め込まれていれば利用可能


で、所感ですが、

epub3.0、縦書き、ルビは当然、未対応として、
凝ったレイアウトのepubで文字サイズ変更設定した最初のときなど、レイアウト再計算のために2秒弱待たされます。反応が遅くなったようにも感じます。

epubは内部のhtml、css設定で製作者が自由にレイアウトを組めますが、上下左右マージン(余白)が極端に少ないのは、ちょっと読みにくいと感じました。

StoryHDにはPDF表示時のようなトリミング、拡大機能はありません。強制的にズームアウトで全体縮小する機能があれば見やすい余白を任意設定できると思う。

内臓漢字フォントがもう少し細ければ、できれば明朝体内蔵か、外部フォント対応とか、story hd側で強制に行間設定ができれば、、とか思いました。

epubはzip圧縮解凍で内部のhtmlやcssを自由にいじれるのですが、マージン、行間、フォント(書体)の好みを好みの表示デバイス用に組み合わせようとすると、めちゃめちゃ大変そうです。 日本人が待ち望むepub3.0も、複雑なレイアウトが組めるようになるのはいいけど、デコード処理が重くなるのかなぁ とも感じたり。 さらに、明朝体表示をさせようものなら、フォントファイル自体をepub内に埋め込まねばならず、、、、、
結局のところ、電子パーパーで美しいレイアウト、美しい書体、サクサク軽量なデコード処理での読書を考えると、「PDFでいいじゃん!!」 と思いました。
ChainLPでフォント埋め込みのPDFを作るの、すごい手軽ですよね。 目次も自動で作ってくれるし。

日本語epubは ipad+青空文庫 的な閲覧するのがよさそう。
ipadには明朝体内臓されてるし、i文庫は外部フォントも使えるアプリ、 きっと、マージンや行間設定も細かくできそう? 日本語辞書引きも当然できて、日本語で本文内検索もできて・・。 ipadのCPUパワーあれば、複雑なレイアウトもサクサク表示?