Kobo Aura HD の 最大の売りは、1440x1080ピクセルの電子ペーパーです。
それを活かせるのは、テキスト小説読みではなく、スキャン自炊利用だと思います。
1440x1080ピクセル、16階調グレースケール表示に最適化(ハッキリ・クッキリで読みやすい加工)したPNG画像(またはJPG)をzipで固めて、CBZにリネームして本体へ転送。 自炊ビューアとしては、KoboはKindleより簡単・手軽です。
1440x1080ピクセル、16階調表示のテスト。 (ピンボケすみません)
↑16階調になってますね、↓がテスト表示に用いた画像。
↑1440x1080ピクセルの中の、 1024x768ピクセルエリア
前回書きましたが、フレームと、画面のピクセル境界には余白(常時白の領域)がほとんどありません。
↑画面いっぱいに表示されます。
↑1024x768ピクセルエリアのみ表示したもの
なお、1440x1080解像度以下の画像は自動拡大されるので、↑のようにはなりません。
↑小説自炊は、余白なしトリミングしてしまうと・・このように読みにくいです。
↑適当に余白を入れると、フレーム段差が影の映り込み避けられ、読みやすくなります。
文字は小さくなりますが、それでも6.8インチ画面ですから6インチXGAの電子ペーパー機よりは大きい文字となります。
テキスト変換のepub3や、ストアで販売されているテキストリフローのコンテンツを楽しむ分には、Kobo aura HDの超解像度の恩恵はわかりにくいです。 テキスト読みならSVGA端末でも読めますし。
また、自炊小説利用にしても、行数が少ない・文字が大きい・文庫本 からの自炊なら、 XGA端末で充分キレイな表示できます。
XGA端末での表示に解像度的に満足できなくて(コミックの枠外の小さな注記説明やフリガナがハッキリ・クッキリしてないとか)、300dpiスキャンや、自炊スキャンデータの長辺を1400以上、1600ピクセルなどで保存されている方には Kobo aura HD オススメできますが。
日本の楽天から Kobo aura HD が発売されたとき、販売コンテンツが縦1440の表示に適したものになればいいですね。 じゃないと、自炊利用ではない、本来のストア販売コンテンツの表示装置として使うには、Gloで充分・Aura必要ない ってなってしまいますし。
というか、あれ? 日本に比べて、自炊文化がない欧米では Kobo aura HDの満足度ってどうなんでしょう? ストアに縦1440ピクセルのコンテンツあるのかな?
液晶タブレット・液晶PCの場合は、フルHDや、それ以上のものでも動画再生・写真表示・ネットブラウジング・・と誰でもが簡単に超高解像度の恩恵を理解できるけど、 電子ペーパーの超高解像度は・・・コンテンツが揃わない限り、万人・一般向けでは無い気がしますね。
もし、フルHDの電子ペーパー端末が発売されたとしても・・・もう、私は買わないかも。 1920x1080のドットバイドットのPNGを300ページ、zipで固めて、cbzに・・・って容量食い過ぎだし。 コミック・雑誌系は液晶タブレットで読む派です。。
ということで、以下、自炊小説色々表示例